ノードとリンク
「ノード」と「リンク」はiEditを使う上での重要な概念です。ここでは、4つのビューと関連付けて2つの概念を説明します。
ノードとは
ノードは iEdit で編集対象となる基本要素です。
文書のアウトラインを考える場合は、ノードは文書の章や節に相当するものになります。プログラムのフローにおいては、ノードは処理の単位であり、状態遷移図では1つの状態を表します。アイデアプロセッサーとして使用するときは、ノードはアイデアを構成する1つの小片ということになります。
ノードは、「ラベル」、「テキスト」、「図形」という3つの属性を持っています。
ノードのラベルはツリービューとネットワークビューに表示されます。 ノードの図形属性は、ネットワークビューに表示されます。
ノードのテキストはテキストビューに表示されます。
iEditでは、ノードの階層的な関係をアウトラインビューで表示し、ノードのつながりをリンクと共にネットワークビューに表示します。ノードの内容をテキストビューに表示するというわけです。
リンクとは
リンクとは、ノードとノードの関係です。 iEditでは、ノード間の関係をリンクという概念を用いてノードとノードの関係を可視化します。また、ノード間のリンクだけでなく、ディスク上のファイルやWebのURLなどもリンクとして扱うことが可能です。 ツリー構造と組み合わせることで複雑なノード間の関係を管理できます。
ネットワークビューでは、リンク間の関係を矢印で表します。矢印は片方向、双方向が指定できるほか、色や太さ、キャプションなどが付けられます。
リンクビューでは選択されているノードに関連するリンク情報をリスト表示します。上のネットワークビューでは、「ノード6」が選択されており、「ノード5」から点線リンクが、ノード6からノード6自身へのリンクが表示されています。したがって、リンクビューには2つのリンクが表示されることになります。